「24時間いつでも入れる」って最高!
こんにちは!「リナックス先生」です。
友達とマイクラをしていて、こんな経験はありませんか?
「ホスト(僕)が寝るからサーバー落とすね」って言うと、みんなガッカリするんですよね…。
あと、自分のPCでサーバーを開きながらプレイすると、重くてカクカクしてクリーパーにやられます。
それがVPSを使えば解決するわ!
今回は、単に「動く」だけでなく、「セキュリティも万全」で「落ちにくい」プロ仕様のサーバー構築手順を教えるわ。
コマンドをコピペしていけば誰でもできるから安心してね。
0. この記事のゴールと前提環境
今回は「最新版のマインクラフト(Java版)」のバニラサーバーを構築します。
必要なVPSスペック
- OS: AlmaLinux 9(推奨)
- CPU: 2コア以上推奨
- メモリ: 2GB以上(※4GBあると快適です)
※メモリ1GBのプランだと、最新のマイクラは起動しないか、すぐに強制終了してしまいます。
まだVPSに接続できていない方は、まずはこちらの記事で「黒い画面」を出してください。
▼【必須】黒い画面への入り口!SSH接続の方法

Step 1:マイクラ専用ユーザーを作る(重要)
多くの解説サイトでは root(管理者)のまま作業させていますが、セキュリティ上よくありません。
マイクラ専用のユーザー minecraft を作成して作業します。
# 1. "minecraft" というユーザーを作成 useradd minecraft # 2. パスワードを設定(聞かれたら好きなパスワードを2回入力) passwd minecraft # 3. minecraftユーザーに切り替える su - minecraft
画面の表示が [minecraft@localhost ~]$ に変わっていればOKです!
Step 2:Java(ジャバ)のインストール
マインクラフトはJavaというプログラムで動いています。
バージョンによって必要なJavaが異なりますが、最新版(1.20.5以降)は Java 21 が必須です。
※ここは管理者権限が必要なので、一度 exit でrootに戻って作業するか、sudo を使います。
# rootに戻る exit # Java 21 をインストール dnf install java-21-openjdk -y # 確認(バージョン番号が表示されればOK) java -version
Step 3:ファイアウォールの設定(ポート開放)
ここが最重要ポイントです!
Linuxはセキュリティのため、外部からの通信を遮断しています。
マイクラが通信に使う「25565番ポート」という扉を開けてあげる必要があります。
# 25565番ポート(TCP)を開ける firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=25565/tcp # 設定を反映させる(これを忘れると繋がりません) firewall-cmd --reload # 確認(25565/tcp が表示されればOK) firewall-cmd --list-all
Step 4:サーバーソフトのダウンロード
いよいよサーバーを作っていきます。
再度 minecraft ユーザーに切り替えてから作業します。
# ユーザー切り替え su - minecraft # サーバー用のフォルダを作って移動 mkdir server cd server
次に、マインクラフト公式サイトからサーバー本体(server.jar)をダウンロードします。
以下のコマンドは最新版を取得するものですが、もしURLが変わっている場合は公式サイトを確認してください。
# サーバーソフトをダウンロード wget https://piston-data.mojang.com/v1/objects/84194a2f286ef7c14ed7ce352e9730408195a395/server.jar
Step 5:初回起動と利用規約(EULA)への同意
一度、テスト起動を行います。
java -Xmx1024M -Xms1024M -jar server.jar nogui
すると、すぐに停止して以下のようなメッセージが出ます。
You need to agree to the EULA in order to run the server. Go to eula.txt for more info.
これはエラーではなく仕様です。「利用規約(EULA)に同意してね」と言われているので、設定ファイルを書き換えます。
# Vimエディタで開く vi eula.txt
ファイルの中にある eula=false という文字を探し、以下のように書き換えます。
eula=true
書き換えたら Esc キーを押して :wq で保存終了します。
▼Vimの操作が不安な方はこちら

Step 6:メモリを割り当てて本起動
いよいよ本番起動です!
VPSのメモリ容量に合わせて、コマンド内の数字を調整してください。
| VPSのメモリ | おすすめ設定値 |
|---|---|
| 2GBプラン | -Xmx1500M -Xms1024M |
| 4GBプラン | -Xmx3072M -Xms2048M |
| 8GBプラン | -Xmx6144M -Xms4096M |
※VPSのメモリ全部(例:2GBプランで2048M)を割り当てると、OSが動く分がなくなってサーバーが落ちます。少し余裕を持たせるのがコツです。
# 2GBプランの場合の起動コマンド例 java -Xmx1500M -Xms1024M -jar server.jar nogui
Done (xx.xs)! For help, type "help" と表示されたら起動成功です!
Step 7:24時間動かし続けるための「Screen」
今の状態だと、SSH(黒い画面)を閉じるとサーバーも一緒に止まってしまいます。
「Screen(スクリーン)」を使って、バックグラウンドで動かし続けましょう。
一度 stop と入力してサーバーを止めてから、以下の手順を行ってください。
1. Screenのインストール(root権限が必要)
# 一度rootに戻る exit # Screenをインストール dnf install screen -y # 再びminecraftユーザーへ su - minecraft cd server
2. 仮想ウィンドウを作って起動
# "mc_server" という名前の仮想ウィンドウを作成 screen -S mc_server # いつもの起動コマンドを実行 java -Xmx1500M -Xms1024M -jar server.jar nogui
3. 魔法のコマンド「デタッチ」
サーバーが起動したら、キーボード操作で「裏画面」に隠します。
Ctrl を押したまま a を押し、両方離してから d を押す。
[detached] と表示されて元の画面に戻れば成功です。
これでSSHを切ってもサーバーは動き続けます!
4. 元の画面に戻る(アタッチ)には?
ログを見たり、サーバーを止めたい時は以下のコマンドで戻れます。
screen -r mc_server
Step 8:ゲームから接続してみよう
- PCでマインクラフト(Java版)を起動。
- 「マルチプレイ」>「サーバーを追加」。
- 「サーバーアドレス」に VPSのIPアドレス を入力して「完了」。
アンテナが緑色になり、ワールドに入れれば成功です!
まとめ:次のステップへ
おめでとうございます!これで自分だけのマイクラサーバーが完成しました。
しかし、今のままでは「誰でも入れてしまう」状態ですし、便利なコマンドも使えません。
確かに!
荒らしが来たら怖いし、雨を止めたり時間を昼にしたりするコマンドを使いたいときはどうするんですか?
それには「OP権限(管理者権限)」の設定が必要よ。
次回は、サーバー管理者が絶対知っておくべき「ホワイトリスト設定」や「OP権限」について解説するわ。
▼マイクラにおすすめのVPS
この記事の手順は、以下のVPS(AlmaLinux 9)で動作確認済みです。



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