サーバーは「立ててから」が本番
こんにちは!「リナックス先生」です。
全3回のマイクラサーバー構築講座、完走お疲れ様でした!
この記事は、本編では紹介しきれなかった「運用に役立つ便利テクニック」や「困った時のトラブル解決集」をまとめた付録ページです。
サーバー運営中に壁にぶつかったら、このページを開いてみてください。
先生、サーバーは動いてるんですけど、友達に「IPアドレス覚えるの面倒くさい」って言われました。
あと、最近ちょっとラグい気がして…。改善策はありますか?
運用を始めると色々な欲が出てくるわよね。
今回は「ドメイン化」や「ガチ勢向けの軽量化設定」、そして一番大事な「データの復元方法」まで徹底解説するわ!
これまでの講座一覧(目次)
手順を忘れてしまった方は、こちらから各回に戻れます。
▼【第1回】基本構築編
Javaのインストールからバニラサーバーの起動、Screenの設定まで。

▼【第2回】管理・セキュリティ編
OP権限(管理者)の付与、ホワイトリスト設定、server.propertiesの編集。

▼【第3回】MODサーバー構築編
Forgeの導入、SFTPでのMODアップロード、クライアント側の設定。

Topic 1:IPアドレスを「ドメイン(文字)」にする
123.45.67.89 のような無機質な数字ではなく、play.myserver.com のようなカッコいいアドレスで接続できるようにします。
必要なもの
- 独自ドメイン: お名前.comやXserverドメインなどで取得(年間数円〜千円程度)。
- ※無料ドメイン(Freenom等)は現在サービス停止中などのトラブルが多いため、安価な有料ドメインを推奨します。
DNSレコードの設定手順
ドメインを取得した会社の管理画面(DNS設定)で、以下の情報を登録します。
| ホスト名 | 種別 | 内容(値) | TTL |
|---|---|---|---|
| play(好きな文字) | Aレコード | VPSのIPアドレス | 3600(または標準) |
設定後、数分〜数時間待てば、play.ドメイン名 でマイクラに入れるようになります。
【上級者向けコラム】ポート番号も隠したい?
もしポート番号を変更している場合(25565以外)、普通は play.domain.com:12345 と入力が必要ですが、「SRVレコード」という特殊な設定を使えばポート番号も省略できます。
興味がある人は「マイクラ SRVレコード」で検索してみてね。
Topic 2:サーバーが「重い・ラグい」時の軽量化術
「ブロックを壊してもアイテム化が遅い」「モンスターがカクカク動く」。
それはサーバーの処理が追いついていない証拠です。以下の対策を試してください。
1. 視界距離(View Distance)を下げる
一番効果があります。server.properties を編集します。
view-distance=10 simulation-distance=10 ↓ view-distance=7 simulation-distance=7
これだけでサーバーの負荷は3割ほど減ります。
2. 起動オプションの最適化(Aikars’ flags)
マイクラサーバー界隈で有名な「魔法の起動オプション」です。run.sh や起動コマンドのJava引数を以下のように書き換えると、ガベージコレクション(メモリ掃除)が効率化され、ラグが減ります。
※以下は4GB以上のメモリがある環境推奨です。
java -Xms4G -Xmx4G -XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+DisableExplicitGC -XX:+AlwaysPreTouch -jar server.jar nogui
3. 軽量化MODの導入(Forgeの場合)
第3回でも触れましたが、以下のMODをサーバー側に入れるだけで劇的に軽くなります。
- FerriteCore: メモリ使用量を大幅削減
- ModernFix: 起動速度と安定性向上
- Starlight(またはPhosphor): 光の計算処理を軽量化
Topic 3:自動バックアップと「復元(リストア)」
バックアップは取るだけでなく、「戻せること」が重要です。
自動バックアップスクリプト(再掲)
以下のスクリプトをCronに登録して運用します。
#!/bin/bash MC_DIR="/opt/minecraft" # 自分の環境に合わせて! BACKUP_DIR="/backup/minecraft" DATE=$(date +%Y%m%d) # 圧縮保存 tar -czf $BACKUP_DIR/mc_backup_$DATE.tar.gz -C $MC_DIR . # 古い削除 find $BACKUP_DIR -type f -name "*.tar.gz" -mtime +7 -delete
【重要】復元(リストア)の手順
「間違えてワールドを消した!」という時、以下の手順で昨日の状態に戻します。
- サーバーを停止する:
stopコマンド。 - 現在のデータを退避(念のため):
mv /opt/minecraft /opt/minecraft_broken
- バックアップディレクトリを作る:
mkdir /opt/minecraft
- バックアップファイルを解凍する:
tar -xzf /backup/minecraft/mc_backup_202X0101.tar.gz -C /opt/minecraft
- サーバー起動: これで昨日の状態に戻ります!
Topic 4:マイクラのバージョンアップ手順
「1.20.1」から「1.20.4」などに上げたい場合の手順です。
バニラの場合
stopでサーバー停止。- 現在の
server.jarを削除。 - 公式サイトから新しいバージョンの
server.jarをダウンロードして配置。 - 起動すれば自動的にワールドデータが変換されます。
MODサーバー(Forge)の場合
注意: MODサーバーのバージョンアップは、「全てのMODを新しいバージョンに入れ替える」必要があるため、実質的に「作り直し」に近いです。
新しいディレクトリ(例:forge_1.20.4)を作ってゼロから構築し、world フォルダだけをコピーして移行する方法が一番安全です。
Topic 5:よくあるエラー解決集
Q. “Address already in use” と出て起動しない
解説:
「すでにポートが使われています」というエラーです。
Screenのデタッチを忘れてウィンドウを閉じてしまったり、サーバーがクラッシュしてプロセスだけ残っている場合に発生します。
解決策:
裏でゾンビ化しているマイクラを強制終了します。
# 1. 動いているプロセスを探す lsof -i:25565 # 出力例:java 12345 minecraft ... # 2. 出てきたPID(数字)を強制終了 kill -9 12345
Q. Screenの使い方が分からなくなった
「裏画面に行ったはいいけど、戻り方が分からない」「今いくつScreenがあるの?」という時。
# 起動中のScreen一覧を見る screen -ls # 戻る(アタッチ) screen -r [名前または数字] # Screen自体を強制削除する(反応がない時) screen -X -S [名前] quit
Q. “java.lang.OutOfMemoryError” で落ちる
解決策:
文字通りメモリ不足です。
VPSのプランを上げるのが確実ですが、応急処置として view-distance を下げたり、Topic 2の軽量化MODを導入してみてください。
まとめ:快適なサバ主ライフを!
サーバー運営は、トラブルとの戦いでもあります。
でも、それを乗り越えて友達と快適に遊べた時の喜びはひとしおです。
この付録記事と、第1回〜第3回の本編があれば、大抵の問題は解決できるはずです。
ぜひブックマークして、困った時に読み返してくださいね!
▼サーバーのスペックが足りなくなったら
ラグ対策をしてもどうしても重い場合は、VPSの限界かもしれません。
以下のVPSなら、データを消さずにクリック一つでメモリを増設(プラン変更)できます。



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