「ただのサバイバル」を「社会」にアップグレードしよう
こんにちは!「リナックス先生」です。
前回はGeyserを導入して、スマホやSwitchの友達も入れるクロスプレイ環境を作りましたね。
先生!人数が増えたのは嬉しいんですけど、さっそく問題が…。
「僕のチェストからダイヤが盗まれた!」とか「勝手に山を更地にされた!」とか、ケンカが始まっちゃって。僕がずっと見張ってるわけにもいかないし、どうすればいいですか?
それが「多人数サーバー」の宿命ね。解決策は、人間性に頼るんじゃなくて「システム」で解決することよ。
今回は、サーバーに「お金(経済)」と「土地保護(法律)」を導入して、管理者が不在でも平和に回る本格的な生活サーバーの作り方を教えるわ!
1. 導入する「四種の神器」プラグイン
生活鯖を支える最強のプラグインを厳選しました。これらは世界中の大手サーバーでも採用されている鉄板の組み合わせです。
| プラグイン名 | 役割 | 重要度 |
|---|---|---|
| Vault | 経済プラグインの基盤(これがないと始まらない) | ★★★★★ |
| EssentialsX | お金・ワープ・ホーム設定・基本コマンド一式 | ★★★★★ |
| GriefPrevention | 初心者でも「金のシャベル」で簡単に土地保護 | ★★★★★ |
| LuckPerms | プレイヤーにランク(役職)と権限を与える | ★★★★★ |
Step 1:一括ダウンロードと導入
まずは minecraft ユーザーで plugins ディレクトリへ移動します。
su - minecraft cd paper_server/plugins
最新の安定版を一気にダウンロードしましょう。
# Vault (経済基盤) wget https://github.com/MilkBowl/VaultAPI/releases/download/1.7.1/Vault.jar # EssentialsX (コア機能) wget https://github.com/EssentialsX/Essentials/releases/download/2.20.1/EssentialsX-2.20.1.jar # GriefPrevention (土地保護) wget https://github.com/TechFortress/GriefPrevention/releases/download/16.18.2/GriefPrevention.jar # LuckPerms (権限管理) wget https://download.luckperms.net/1531/bukkit/loader/LuckPerms-Bukkit-5.4.131.jar
ダウンロードが終わったら、サーバーを再起動(stop して run.sh など)してください。
Step 2:【最重要】LuckPermsで「権限」を配る
プラグインを入れただけでは、一般プレイヤーは /home すら使えません。管理者が一人ひとりに「このコマンドを使っていいよ」という許可証を配る必要があります。
1. エディタを起動する
ゲーム内で(またはコンソールから)以下のコマンドを打ちます。
/lp editor
表示されたURLをクリックしてブラウザで開きます。これが世界一使いやすい権限設定画面です。
2. 一般ユーザー(default)に権限を追加
左側の Groups > default を選択。下の Add permission 欄に以下の文字列を入力して追加してください。
- essentials.spawn (/spawn で初期地点に戻れる)
- essentials.sethome (/sethome で家を登録できる)
- essentials.home (/home で家に帰れる)
- essentials.tpa (/tpa でテレポート申請ができる)
- essentials.tpaccept (テレポート申請を許可できる)
- essentials.balance (自分の所持金を確認できる)
- essentials.pay (人に送金できる)
右上の「Save」を押し、表示されたコマンドをマイクラのチャット欄に貼り付ければ即座に反映されます。
Step 3:土地保護(GriefPrevention)の設定と運用
このプラグインを使えば、管理者の手間はゼロになります。プレイヤーは自力で土地を守れるからです。
1. 土地保護のやり方(プレイヤー向け)
サーバー主であるあなたは、友達に以下の方法を教えてあげてください。
- 金のシャベル(/kit claimコマンドでも入手可)を手に持つ。
- 保護したいエリアの角を1回右クリック。
- その対角線上のもう一つの角を右クリック。
- 金ブロックとグロウストーンの枠線が出れば保護完了!
2. 土地を共有する(Trust設定)
「この友達と一緒に家を作りたい」という場合は、保護エリア内で以下のコマンドを打ちます。
/trust [友達のID] # 建築・チェスト・扉のすべてを許可 /containertrust [ID] # チェストの開閉だけを許可
3. 管理者が知っておくべき「保護ポイント」
プレイヤーは無限に土地を広げられるわけではありません。「クレームブロック(保護ポイント)」が必要です。InitialBlocks: 100(初期値)などは plugins/GriefPreventionData/config.yml で自由に変更できます。長くプレイするほどポイントが貯まる設定がおすすめです。
Step 4:経済を活性化させる「EssentialsX」
お金(通貨)を導入することで、プレイヤー同士の協力プレイが「取引」という形で加速します。
1. 通貨記号を変える
初期設定では $ ですが、円 や G に変えるとおもしろいですよ。plugins/Essentials/config.yml を開き、currency-symbol: '$' を好きな文字に書き換えます。
2. 便利な「看板ワープ」の作り方
「お店」や「イベント会場」へ瞬時に移動できる看板を作れます。
- 看板の1行目に
[Spawn]と書く。 - 完成すると文字が青くなり、右クリックでスポーン地点へワープできます。
※これにはessentials.signs.use.spawn権限をLuckPermsで配る必要があります。
まとめ:平和で活気あるサーバーへ
お疲れ様でした!これであなたのサーバーは、単なるサバイバルから、法律(土地保護)と経済(お金)が存在する一つの「文明」に進化しました。
すごい!みんな「農業で稼いで土地を広げる!」って盛り上がってます。
泥棒の心配がなくなったから、豪華な建築も増えてきました!
素晴らしいわ。でも、これだけだと管理者がいないときにアイテムを売買するのが大変じゃない?
最終回となる次回は、「24時間自動販売機(チェストショップ)」の作り方と、サーバーの外側…つまり、「Web上でリアルタイムマップを公開する」方法を伝授するわよ!
▼多機能生活鯖を支えるVPS
今回導入したプラグインはどれも優秀ですが、メモリを消費します。特に「GriefPrevention」が土地の計算を始めると、低スペックではラグが発生します。生活鯖として快適に運営するなら、メモリ4GB、大人数なら8GBあるこちらのVPSが推奨です。


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