バニラじゃ満足できないあなたへ
こんにちは!「リナックス先生」です。
ついに連載も最終回。今回はマイクラの真の醍醐味である「MOD(モッド)サーバー」の構築に挑戦します。
待ってました!
YouTubeで見た「工業化MOD」とか「ドラゴンが出るMOD」を友達とやりたいんです!
でも、MODサーバーってエラーばっかり出て難しいって聞きます…。
MODサーバーは「バージョンのパズル」なの。
Java、Forge、MOD…これらが一つでもズレると動かないわ。
今回はサーバー構築だけでなく、「友達にどうやって入ってもらうか(クライアント設定)」まで徹底的に解説するわよ!
0. 仕組みを理解しよう(絶対読んで!)
作業を始める前に、MODサーバーの大原則を頭に叩き込んでください。
- サーバー側: Forge(土台)とMODファイルを入れる。
- 参加者全員: 同じバージョンのForgeと、全く同じMODファイルを自分のPCに入れる。
「サーバーに入れたから、友達はバニラのままで入れる」わけではありません。
「全員が全く同じ環境を整える」のがMODマルチプレイの絶対ルールです。
Step 1:バージョンの決定とJavaの準備
MODの世界では、最新版が常に正義ではありません。
多くのMODが対応している「安定版」を選ぶのが一般的です。
| マイクラVer | 必要なJava | 特徴 |
|---|---|---|
| 1.20.1 | Java 17 | 【今回採用】MODが非常に充実しており安定している現在の主流。 |
| 1.16.5 | Java 8 | 一昔前の黄金期。古いMODで遊ぶならこれ。 |
| 1.12.2 | Java 8 | 伝説の工業化MOD全盛期。動作が軽快。 |
今回は、現在もっともMODが充実していて人気のある「Ver 1.20.1」でサーバーを作ります。
※第1回で入れたJava 21では動かないため、Java 17を追加インストールして切り替えます。
Java 17のインストールと切り替え
SSH接続し、rootユーザー(またはsudo)で以下のコマンドを実行します。
# 1. Java 17 をインストール dnf install java-17-openjdk -y # 2. 使うJavaを切り替える(alternativesコマンド) alternatives --config java
すると、以下のような選択肢が出ます。
Selection Command ----------------------------------------------- 1 java-21-openjdk... *+ 2 java-17-openjdk...
java-17-openjdk の番号(例では2)を入力してEnterを押します。java -version と打って、openjdk version "17.0..." と出れば切り替え完了です!
Step 2:Forgeサーバーのインストール
ここからは minecraft ユーザーに切り替えて作業します。
# ユーザー切り替え su - minecraft # MODサーバー用のディレクトリ作成 mkdir forge_server cd forge_server
インストーラーのダウンロード
Forge公式サイトに行き、「1.20.1」を選んで「Installer」のリンクを取得し、wget でダウンロードします。
# 例:Forge 1.20.1 - 47.3.0 の場合 wget https://maven.minecraftforge.net/net/minecraftforge/forge/1.20.1-47.3.0/forge-1.20.1-47.3.0-installer.jar
インストール実行
--installServer オプションをつけて実行します。
java -jar forge-1.20.1-47.3.0-installer.jar --installServer
最後に The server installed successfully と出れば成功です!run.sh や libraries フォルダが生成されます。
Step 3:メモリ設定と初回起動
生成された user_jvm_args.txt を編集して、メモリ割り当てを設定します。
vi user_jvm_args.txt
ファイル内の # -Xmx4G などのコメントアウト(#)を外し、VPSのスペックに合わせて書き換えます。
# 4GBプランの場合の例(行頭の # を必ず消す!) -Xmx3072M -Xms2048M
初回起動とEULA同意
# 実行権限付与 chmod +x run.sh # 起動 ./run.sh
初回はEULA同意のため停止するので、eula.txt を eula=true に書き換えます。
もう一度 ./run.sh を実行し、起動を確認したら stop で停止させます。
これで mods フォルダが生成されました!
Step 4:SFTPでMODを導入する
ここが一番の難所です。LinuxサーバーにMODファイル(.jar)を転送します。
Windowsなら「WinSCP」、Macなら「Cyberduck」などのソフトを用意してください。
1. VPSに接続
- ホスト名: VPSのIPアドレス
- ユーザー名: minecraft
- パスワード: minecraftユーザーのパスワード
- ポート: 22
2. ファイルをアップロード
接続したら、右側(サーバー)の /home/minecraft/forge_server/mods フォルダを開きます。
そこに、手元のPCにあるMODファイルをドラッグ&ドロップします。
【重要】軽量化MODを入れよう!
MODサーバーはバニラよりはるかに重いわ。以下の「サーバー側軽量化MOD」を入れることを強くおすすめするわ。
・FerriteCore(メモリ使用量を削減)
・ModernFix(起動速度と安定性向上)
これがあるだけで、2GBプランでも動く可能性がグッと上がるわよ。
Step 5:参加者側のPC設定(これを忘れるな!)
サーバー側の準備は完了しましたが、このままでは誰も入れません。
「あなた」と「友達」のPCにも、同じ準備が必要です。
1. PCにForgeを入れる
先ほどサーバーに入れたのと同じバージョンのForgeインストーラー(PC用)をダウンロードし、ダブルクリックで起動。
「Install Client」を選んでインストールします。
2. MODファイルを配置する
PCのマイクラフォルダ(Windowsなら %appdata%\.minecraft)の中にある mods フォルダに、サーバーに入れたのと全く同じMODファイルを入れます。
※1つでもファイルが足りなかったり、バージョンが違うとエラーで入れません!
DropboxやGoogleドライブを使って、友達にMODファイルをまとめて配布するのがコツです。
Step 6:いざ、接続!
サーバー側で screen を使ってバックグラウンド起動します。
screen -S mod_server ./run.sh
PC側でマイクラランチャーを開き、プロファイルが「Forge 1.20.1」になっていることを確認してプレイ開始!
マルチプレイからIPアドレスを入力して接続できれば成功です!
困ったときのトラブルシューティング
MODサーバーはエラーとの戦いです。よくある症状と対策をまとめました。
- Q. “Incompatible FML modded server” と出る
- 原因: クライアントとサーバーのMOD構成が違います。
「自分だけ入れたMOD」はありませんか? サーバーにあるファイルと、PCにあるファイルが100%一致しているか確認してください。 - Q. 起動してすぐに “Killed” と出て落ちる
- 原因: メモリ不足です(Linuxによる強制終了)。
user_jvm_args.txtの設定値を下げるか、VPSのプランを上げる必要があります。
また、不要なMODを減らすのも手です。 - Q. “java.lang.UnsupportedClassVersionError” と出る
- 原因: Javaのバージョン違いです。
1.20.1なのにJava 8で動かそうとしていませんか? Step 1の手順でJava 17に切り替えてください。
連載まとめ:あなたはもう「サーバーエンジニア」
全3回の講座、本当にお疲れ様でした!
ここまで来れば、あなたはもう初心者ではありません。
- 黒い画面(コマンド)への恐怖心がなくなった
- エラーが出てもログを見て原因を探せるようになった
- Linuxでファイルのやり取りができるようになった
これらのスキルは、マイクラだけでなく、Webサイト運営やプログラミングにも通じる一生モノの技術です。
もしサーバー運営で得た収益や知識をブログに書いてみたいと思ったら、ぜひ当サイトの「WordPress構築講座」も読んでみてくださいね。
それでは、良きマイクラライフを!
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